セルプ(正式名称:社会就労センター)とは…?
働く意欲がありながら、障害などの理由により一般の事業所に就職することが難しい人々のための就労の場のことです。
自助自立を意味する英語「SELFHELP」からの造語であり、ハンデキャップに負けず社会的自立を果たそうとする人たちの決意がこの言葉には込められています。
愛知県セルプセンターは、県内162の社会福祉施設が協力して障害者の自立支援を推進するために、さまざまな事業に取り組んでいます。
是非ともこうした趣旨をご理解のうえ、仕事の応援・協力をよろしくお願いいたします。
会長あいさつ
一般社団法人 愛知県セルプセンターは、県内にある社会就労センター(障害者就労支援事業所)を会員とした組織で、事務局は名古屋市中川区にあります。
社会就労センターでは、たとえ障害があっても、自ら努力し自立した生活を送りたい、そう願っている人たちが働いています。また一般の企業等に就職したいという希望者に対しては、職業前訓練、職場実習など就職に向けての支援を行っています。県内には280 余りの事業所があり、約6,700 名の障害者がさまざまな仕事や訓練に励んでいます。
愛知県セルプセンターは、それぞれの事業所で作られた製品を販売したり、新たな仕事の受注活動、新商品の開発等を行っています。また実習等のための協力企業の開拓も行っています。
パン、クッキー、木工品、工芸品、陶磁器各種布製品、ポーチ等いろいろあります。また縫製クリーニング、印刷、部品加工、情報処理農畜産業、花栽培等の作業、各種下請けの仕事など幅広く行っています。
また、活動資金を得るため< SELP 自販機>の設置運動も行っています。
是非ともご理解のうえ、温かいご支援ご協力を心よりお願いいたします。
一般社団法人 愛知県セルプセンター
会長 近藤 正臣
セルプ Q&A
授産施設って、何ですか?
障害などの理由により、一般企業に雇用されることが難しい人たちが、リハビリや職業訓練も含めて働き、社会参加を実現している社会福祉施設です。
ここでは、一人ひとりの個性や能力に合わせて自立生活するための作業や訓練を行っています。
セルプって、何ですか?
1995年6月14日より、セルプ協では、授産施設に変わる新しい名称として、
「社会就労センター/SELP(セルプ)」と改称しました。
セルプというのは、英語の Self-Help「自助自立」から作られた造語です。障害者など社会的ハンデを持つ人たちを取りまく現在の社会的環境は、必ずしも満足できるものではありません。
その中でも、自分なりの働き方で社会に貢献しながら自分たちの生活を作り出す「自立」が、私たちの最大の目的なのです。
どれくらいの施設があって、どんな人たちが働いているのですか?
現在、日本には約2,900のセルプがあります。
ここでは、心身に障害のある人たちや、自立生活能力に障害のある人たちが、現在約9万人働いています。
どんな仕事をしているのですか?
セルプでは、様々な仕事を行っています。
大規模に印刷やクリーニング、縫製等の事業を行っている施設。
伝統工芸品、織物、陶磁器、家具製造等の職人的作業を行っている施設などがあります。
一番多いのは、パンやクッキー等の食品を作ったり、ポーチ類等の手作り布製品を作ったり、木工パズルなどを作っている施設です。
このように、仕事は実にバラエティーに富んでいます。